お薦め

水子供養

「水子供養をしなければ親に災いがふりかかる」
「供養しなければ水子は苦しみ続ける」などという文句を聞いたことはないでしょうか。
こう言って高額な供養料や仏具などを買わせようとする人がいますが、
それは詐欺ですので注意してください。

水子供養はたたりをさけるために行うものではありません。
「水子供養をしないと水子のたたりにあう」というのはこの数十年で囁かれ始めた、根拠のない話です。
仏教の経典にも水子のたたりなど一言もかいてはいません。

元々水子供養というのは、
江戸時代にとある僧が子を亡くした母親を慰めるために始めたものと言われています。
庶民の風習として定着していた、水子の幸せを願うためのものです。

何故事実でもない水子のたたりが世間で信じられているのかというと、
当時日本ではオカルトブームが起きていて、
水子供養もマスコミに大きく取り上げられたことで、
たくさんの人がそれを知ることになったことが大きな要因の一つでしょう。

また、当時は高度成長期で生活が豊かになっていく反面、
健康に支障をきたす女性も多く、その原因として水子のたたりが結び付けられたのだと考えられています。

通常、人が亡くなった場合には葬式を行います。
この世に生まれて生活していくうちに、人の魂は煩悩で汚れてしまうため、
それを洗い流して天国へいけるように皆で祈るのが葬式です。

生まれる前の赤ん坊は煩悩などなく清らかなため、葬式は行いません。
お地蔵様の導きで天国に行けると言われています。

さきほども触れましたが、水子供養は元々子を失った罪悪感に苦しむ母親を救うためのものです。
亡くなった子供が天国で幸せにすごせるように祈るためのものです。

水子供養を行っている寺院はたくさんあります。
お母さんの心をいたわり、熱心に供養してくれる善良なお寺もありますが、
中には供養にきた方を脅して高額なものを売りつける悪質なところもありますので、
よく確かめてから供養を申し込んでください。